月額・コール数・成果数のどれに払うか
見積書の料金名だけでは、含まれる仕事が分かりません。対象企業の選定、台本作成、架電、日程調整、記録の共有を分け、どの単位で支払いが発生する提案か確認します。
| 課金の単位 | 見積もるもの | 確認する条件 |
|---|---|---|
| 月額固定 | 人数・稼働時間・担当する工程 | 未稼働分の扱い、最低期間、活動報告 |
| コール課金 | 対象数・架電回数・再架電 | 不通・不在・留守電を1コールに数えるか |
| 成果報酬 | 有効なアポや商談の件数 | 日程確定時か商談実施時か、除外条件 |
| 固定費と成果報酬の併用 | 基本料と成果単価の両方 | 初期費用を含めた支払上限と停止方法 |
有効アポの条件を、料金より先にそろえる
日程が決まったアポと、対象の担当者が実際に参加した商談は別です。自社が受けたい相談の条件を短く書き、条件外のアポや変更があった場合の支払いを見積書に反映してもらいます。
| 項目 | 決めること | 請求前に残す記録 |
|---|---|---|
| 商談相手 | 対象部署・役割と、必須の確認事項 | 役職、課題、説明したサービスの範囲 |
| 除外先 | 既存客・重複・営業を断った企業の扱い | 照合した一覧と除外理由 |
| 不在と再架電 | 回数、間隔、終了条件 | 架電結果と次に連絡する条件 |
| 中止・日程変更 | 無効、再調整、返金や相殺の条件 | 連絡日と、両社が確認した結論 |
単価を、同じ3か月の総額へ直す
期間と成果数をそろえると、単価だけでは見えなかった差を確認できます。下の件数は計算のための仮定です。実際には有効商談数が変わるので、見込める件数と支払上限を分けて相談します。
| 確認項目 | A案:月額固定 | B案:成果報酬 |
|---|---|---|
| 比較期間・件数 | 3か月・有効アポ30件と仮定 | 同じ3か月・同じ有効アポ30件 |
| 初期費用 | 30,000円 | 0円と仮定 |
| 支援費用 | 月100,000円 × 3か月 | 1件12,000円 × 30件 |
| 期間の合計 | 330,000円 | 360,000円 |
| 別に確認すること | 含まれる稼働・未達時の見直し | 成果の定義・上限超過時の停止 |
有効な商談が0件なら、商談単価は計算できません。使った総額、活動内容、未達の理由を確認します。
リスト・台本・報告が料金に含まれるか
架電費用のほかに、営業リスト、台本修正、ツール、日程調整などの費用が分かれていることがあります。同じ成果条件でも社内作業の量は変わるため、見積もりには担当と受取物も記載してもらいます。
- リストは誰が用意し、除外先をいつ・誰が照合するか。
- 台本の作成・変更、サービス説明の確認は何回含むか。
- 活動結果を、自社でも扱える形式で受け取れるか。
- 連絡先や録音の利用目的、閲覧者、再委託、保管・削除の条件は何か。
- 契約終了時に引き継ぐ記録と、利用を続けられる資料は何か。
個人データを委託する場合の安全管理は、価格とは別に確認します。初回相談では必要な範囲の概要を伝え、営業リストや録音を無条件に渡さないようにします。
試す範囲と、継続・停止の条件を決める
成果が読めない段階で長期の予算を決めるより、対象、実施期間、総支払上限を区切って比較します。アポ数だけでなく、条件を満たす商談が開かれたかと、自社が対応できる件数を一緒に確認します。
- 対象となる業種・地域・部署を絞り、試す範囲を明記する。
- 報告日と、台本・対象リストを見直す担当を決める。
- 上限に達したら誰が停止を依頼し、いつまで費用が発生するか決める。
- 継続する場合の条件と、終了後に受け取る記録を先にそろえる。
状況別の選び方
| 今の状況 | 比較する提案 | 先に確認すること |
|---|---|---|
| 有効アポの条件が決まっていない | 対象・役職・重複除外から合意 | 請求対象となる記録と取消条件 |
| 複数の料金方式で迷っている | 同じ期間・件数で総額を比べる | 件数が増減した場合と最低支払額 |
成果単価だけが低くても、対象外や欠席の扱い、初期費用によって総支払額は変わります。請求単位と有効な商談の条件を先にそろえます。
追加の質問
同じ対象条件と期間で、初期費用、固定費、成果費の総額を示してください。不在・重複・取消・対象外の扱いも確認したいです。
この内容で依頼を作る
よくある確認事項
成果報酬なら、アポが取れない間は必ず0円ですか?
提案の条件によります。成果報酬とは別に、初期費用、基本料、リスト代、最低発注額などがあるかを確認します。固定費0円を案内する会社の条件を、別の会社にも当てはめないでください。
担当者が不在でもコール料金はかかりますか?
1コールの定義によります。不通、不在、留守電、再架電のどれを課金対象とするか、回数の上限とともに見積書で確認します。
月額と成果報酬のどちらが安いですか?
対象と有効商談数、含まれる仕事で変わります。同じ期間の総額を計算し、成果が少ない場合・多い場合の支払額と、社内に残る作業も比べます。
参考資料
- アイランド・ブレイン:成果報酬型の料金体系
商談を成果とする料金体系の公開例
確認:
- 個人情報保護委員会:ガイドライン(通則編)
3-4-4:個人データの取扱いを委託する場合の監督
確認: