固定・成果・複合の3方式を同じ範囲で比べる
料金方式だけで安さは決まりません。任せる工程、活動量、成果の条件、比較する期間をそろえ、初期費用・月額・成果報酬を分けて答えてもらいます。商談まで任せる案と、日程調整だけの案は分けて比較します。
| 方式 | 支払いの基準 | 見積もりで聞くこと |
|---|---|---|
| 固定報酬 | 月額・時間・担当体制など | 活動範囲、稼働量、成果が未達のときの見直し条件 |
| 成果報酬 | 合意したアポイントや受注など | 成立の判定者と判定期限、単価、初期費用、上限件数 |
| 複合型 | 固定費と成果に応じた費用 | 固定費に含む工程と成果報酬の二重計上がないか |
どんな商談を成果として数えるか決める
日程が決まっただけの約束と、対象部署や相談内容を確認した商談は同じではありません。下の表の条件を各社へ同じ形で渡し、判定者・判定期限・異議申立ての方法まで合意します。
| 条件 | 先に決めること | 報告で受け取るもの |
|---|---|---|
| 対象顧客 | 業種・規模・地域・部署。既存・重複・拒否先の除外条件 | 対象条件に合わない場合の理由と除外記録 |
| 成立条件 | 面談する相手・相談目的・日時・参加条件 | 確認済みの内容と、未確認の項目 |
| 商談→受注の追跡 | 受注までの追跡期間と追跡担当 | 商談実施・提案・受注の段階別記録 |
| 取消・不参加 | 課金の有無、再調整の可否、代替の扱い | 取消理由・再調整結果・判定期限 |
固定費・活動費・成果報酬を別々に比較する
成果報酬でも、初期設定や月額、リスト準備等が別にかかる場合があります。最低期間と追加作業を確認し、成果が出ない期間にも発生する費用を契約条件と対にします。
| 費用 | 確認する内訳 | 増減する条件 |
|---|---|---|
| 初期費用 | 訴求整理、台本、対象リスト準備 | 商材や対象条件の追加 |
| 月額・活動費 | 活動範囲、体制、報告 | 稼働、チャネル、調査の追加 |
| 成果報酬 | 数える成果と確認方法 | 取消、重複、条件外の扱い |
| 契約終了 | 最低期間、解約、データ返却 | 終了時作業と継続費 |
想定件数を変えて総額を比べる
下は、同じ業務を月額30万円と月額12万円+有効商談1件9,000円で依頼する架空例です。自社の月額・成果単価・課金対象件数に置き換え、契約期間分を計算し、初期費用と追加費用も足してください。
| 課金対象の商談 | 固定30万円 | 12万円+1件9,000円 |
|---|---|---|
| 10件/月 | 30万円 | 21万円 |
| 20件/月 | 30万円 | 30万円 |
| 30件/月 | 30万円 | 39万円 |
- 課金対象が0件でも固定費がある場合は、総額へ含める。0件で1件あたりの費用は計算しない。
- 想定より少ない・想定どおり・上限まで増えた場合を同じ条件で試算する。
相場や成果予測ではなく、税抜の計算例です。最低契約期間・税込総額・対応範囲もそろえて比べます。
報告で受け取る最低項目を決める
営業代行と自社営業の引継ぎが曖昧だと、相手へ同じ質問を繰り返すことになります。下のリストを報告の最低項目として各社へ渡し、CRM連携の有無で分岐します。
- 相談目的、先方の関心、確認済み条件、次の担当を1件ごとに記録する。
- 活動数→接触数→成立数→商談実施→受注を別の段階として報告し、段階間の移行理由を残す。
- CRMを使う場合:共通項目・入力担当・アクセス権限・契約終了後のデータ返却を確認する。
- CRMを使わない場合:報告ファイルの形式・更新頻度・引渡し方法・終了時の削除確認を決める。
- 連絡拒否・苦情・対象外の情報を共有し、再連絡の停止方法を決める。
状況別の選び方
| 今の状況 | 比較する提案 | 先に確認すること |
|---|---|---|
| 対象顧客や訴求が未確定 | 調査・訴求整理を先に比較 | 対象条件、除外先、検証の進め方 |
| 商談づくりを任せたい | 同じ成立条件で活動と費用を比較 | 取消・重複と商談前の引継ぎ情報 |
アポイントの件数が多くても、対象外や重複が含まれれば同じ成果ではありません。成立条件と商談実施、受注を別々に確認します。
追加の質問
成果として数える条件、固定費と成果報酬、取消・重複の扱い、商談へ渡す情報と終了時のデータ管理を示してください。
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よくある確認事項
成果報酬なら、成果が出なければ0円ですか?
初期費用、固定費、リスト費用、最低料金が別にある場合があります。成果0件の総額と、どの時点で課金するかを書面で確認します。
1件あたりの単価が安い会社を選べばよいですか?
日程確定と商談実施では成果の定義が違います。同じ対象者、成立条件、取消の扱いにそろえ、課金対象件数と実施件数を分けて比べます。
解約するときは何を確認しますか?
最低契約期間、更新日、解約申出の期限、終了までの料金を確認します。リスト、対応履歴、台本の返却形式と利用条件も契約前に決めます。
参考資料
- セレブリックス:営業支援サービス
代行する工程の違い
確認:
- 個人情報保護委員会:ガイドライン(通則編)
委託先と個人データの取扱い
確認: