全員が同じ版を見ている状態にする
書き出し直した動画へ古いコメントを付けると、時間の位置がずれて伝わることがあります。ファイル名、版、確認日をそろえ、修正指示を集める場所と回答の締切を決めます。社内で意見が分かれる場合は、窓口で整理してから制作側へ渡してください。
- 動画名と版をコメント一覧の先頭に書く
- 全体の指示と、特定の時間だけの指示を分ける
- 差し替える原稿・写真・ロゴは最終版への参照を付ける
- 意見が分かれた場合の決定者と社内確認の締切を決める
違和感がある箇所を、確認できる指示に変える
制作意図まで指示できなくても、何が分かりにくいかを伝えることはできます。時間、対象、理由、希望する状態を1行にまとめ、方法を相談したい場合はその旨を残します。下の時間と内容は説明用の架空例です。実際の動画を確認した実績ではありません。
| 確認すること | 依頼前にそろえる条件 | 試して確かめること |
|---|---|---|
| 00:12〜00:16 字幕 | 商品名の正式表記を添え、現状の誤字を指定 | 指定した表記に変わり、同じ語が他の場面に残っていない |
| 00:28 音声 | ナレーションがBGMに埋もれて聞き取りにくい | 通常の視聴端末で話す内容を聞き取れる。調整方法は相談 |
| 00:40〜00:48 構成 | 操作の説明より先に結論を見せたい | 移す場面の提案を受け、内容のつながりを確認 |
| 全体 縦型の展開 | 掲載先と重要な文字・顔の位置を伝える | 実際の掲載画面で操作ボタンや字幕が重ならない |
必須の修正と相談する変更を分ける
誤字や事実関係の修正と、新しい構成・撮影・尺の追加を同じ「修正」にまとめると、費用や日程の認識がずれます。必須、提案がほしい、余裕があれば、のように優先度を付け、当初の範囲から変わる箇所は作業前に確認します。
| 確認すること | 依頼前にそろえる条件 | 試して確かめること |
|---|---|---|
| 表記・事実の修正 | 正式名称、数値の根拠、差替え原稿を渡す | 修正箇所と全編で同じ誤りがないこと |
| 見せ方の調整 | 読みにくい・聞きにくい場面と理由を伝える | 提案された調整を指定した視聴条件で確認する |
| 構成や素材の追加 | 増やす場面、撮影や購入素材の必要性を伝える | 追加の見積もりと公開日への影響を作業前に合意する |
| 承認済み箇所の変更 | 前の承認から変える理由と決定者を残す | 他の版や関連する納品物にも変更が必要か確認する |
直ったかを一覧で確認して閉じる
修正版では、指示した項目を1つずつ照合し、対応済み・確認待ち・見送りを残します。ひとつの修正で別の場面の字幕や音声がずれていないかも確認してください。縦横の版、字幕ファイル、サムネイルなどがある場合は、どれに変更を反映したかをそろえます。
- 確認した版と確認者・確認日を記録する
- 追加の変更は元の指示と混ぜずに追記する
- 校正と公開の承認を別に確認する
- 公開後の差替え方法と元データの扱いを納品時に残す
Frame.ioの公式資料では、時点や時間の範囲にコメントを付ける方法が紹介されています。表計算や文書でも同じ項目を整理でき、特定サービスの利用を必須にするものではありません。
状況別の選び方
| 今の状況 | 比較する提案 | 先に確認すること |
|---|---|---|
| 複数人の修正が食い違っている | 確認担当が1本の指示一覧にまとめる | 最新版・優先度と最終承認者 |
| 構成や素材の追加も必要になった | 当初範囲との違いを分けて相談 | 追加費用・納期・再確認する版 |
『もっと良く』だけでは変更対象が決まりません。位置、今の状態、変更後の状態を示し、変更しない箇所を担当者の推測に任せないようにします。
追加の質問
指示一覧の時間と変更内容を確認し、元の制作範囲内の修正と追加作業を分けてください。反映する版、確認期限と納品形式をそろえたいです。
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よくある確認事項
修正回数は指示の行数で数えるものですか?
契約や制作側の運用によって異なります。意見をまとめて返す1回をどう数えるか、新しい構成や素材追加を含むか、社内確認の遅れをどう扱うかを着手前に確認します。
うまく言葉にできないときはどう伝えますか?
分かりにくい場面と理由、想定する視聴者や端末を伝え、直し方を相談できます。参考動画を出す場合も、どの部分の何を参考にしたいかを指定し、素材や表現の無断転用を指示しないようにします。
参考資料
- Frame.io:メディアへのコメント
時点・時間範囲を指定するレビュー方法
確認:
- 文化庁:著作権契約書作成支援システム
素材や成果物の利用条件を書面で確認する考え方
確認: